[ HRPニュースファイル195 ]より転載

黒川白雲
「原発全基停止目前!政府は原発の再稼働に向けて全力を尽くせ!」( http://goo.gl/D1Y7y )でお伝えした通り、「原発ゼロ」が目前に迫っています。
「十分な節電を行えば、原発稼働ゼロでも夏乗り切れる」という原発反対派の意見がありますが、本当に「原発ゼロ」でも大丈夫なのでしょうか?「原発ゼロ」のシミュレーションをしてみたいと思います。
原発の再稼働がなく、昨年の夏並みのピーク需要となった場合、今夏、下記事態の発生が予測されます。
(1)約1割(▲9.2%、▲1,656万Kw)のピーク供給力が不足し、供給予備率が低下。最悪の場合には大規模停電が発生する。(出典:2011/11/1 エネルギー・環境会議「今後の電力供給対策について」⇒http://goo.gl/8HiX8 )
※電力会社別の2012年夏の電力供給予備率予測(2010年並の猛暑を想定)では、東京電力▲13.4%、関西電力▲19.3%、四国電力▲11.3%、九州電力▲12.3%、北海道電力▲6.4%等が顕著である(同上)。 ※一般に、供給予備率は8~10%程度が適正で、3%を切ると大規模停電のリスクが高くなる。